コラム 「 とかちの窓から 」Column

第2回 『爪を切っていじらない(1)』
(2004年12月15日配信)

 こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。当地では60センチを越える大雪が1日で積もり、一面の銀世界です。冬は空気が乾燥しておりますので、お肌の保湿や体調に十分注意して下さい。

 ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々ですが、このコラムが皆様のニキビ改善のちょっとしたヒントになれば幸いです。

 とかち美白研究所では、VCローションを購入されている方に会報を毎月発行しております。そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4ナイ)』というのを載せています。(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

  • (1)爪を切っていじらナイ
  • (2)髪の毛で隠さナイ
  • (3)夜更かししナイ
  • (4)乾燥させナイ

 これは私が皮膚科診療を15年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。第2回の今回は、『爪を切っていじらナイ(1)』と題して、お話したいと思います。

 爪は健康のバロメーターといわれますが、毎日多くの患者さんの診察をしておりますといろんな爪に出会います。思わずうっとりするような手タレかと思うような形、艶、色調を持つ爪、ネイルアートがきれいに施された小さな美術品を思わせるような爪もあります。

 一方、厚く変形した爪、乾燥して割れた爪、どろんこ遊びで汚れた爪などはちょっと避けたいものです。また、お肌との相関を考えますと、きれいなお肌を持つ方は、やはり爪もきれいと言えると思います。

 私がニキビの患者さんを診察していて、まず最初に見るのは顔で、次いで首、背中、胸などのニキビが出やすい場所ですが、実は、次にみるのが爪です。
 爪がなぜ重要かというと、爪が長い患者さんはニキビをいじることが多く、治療効果があがりにくいためです。
 初診の場合、説明もれがないようにパンフレットを用いて説明し、確認していきます。爪の長い患者さんは、診察して説明している間にも顔やニキビをいじっている場合が多く、最初は様子をみていますが、あまりひどくいじっている場合には注意させてもらいます。

 しかし、ここで重要なのは、いじっていることを自覚されておられない方がほとんどということです。大体70%以上の方が自覚されていないと思われ、『いじらないようにした方がいいですよ。』と注意すると、『いいえ、いじってません。』と反論される方も多いです。そういう方は経験上、あまり改善しません。顔には直線的なキズを多数認めるのですが。

 今回のポイントはこんなところでしょうか?

『爪は短くしましょう。顔やニキビをいじる癖がある人でもそのダメージを最小限にすることができますよ。』
『なくて七癖。あなたのニキビに引っ掻きキズがあるのはどうしてでしょう? いじっていることをまず自覚しましょう。自覚したらあとはしめたものです。』

 次回は、『自覚することがなぜ重要か』についてお話させていただきます。それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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