コラム 「 とかちの窓から 」Column

第4回 『髪の毛で隠さナイ(1)』
(2005年1月20日配信)

 少し遅れましたが、あけましておめでとうございます。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。本年もよろしくお願いいたします。

 新年早々20年振りに高校の同窓会がありました。私が通っていたのは地元の男女共学の公立高校でしたが、一学年450人の内190人以上が出席したそうでかなりの盛会でした。
 2、3年時クラスが一緒だったドリカムの吉田美和さん(*)も出席され、クラス一同再会を喜びました。20年振りというと皆、いいオジサン、オバサンになっているのかなと内心思っていましたが、高校時代と変わっていない人がほとんどで驚きました。4次会(!)終了後、またの再会を誓って別れました。
(*)3年E組でしたが、大先輩に 中島みゆき さんもいらっしゃいます。

 ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々ですが、このコラムが皆様のニキビ改善のちょっとしたヒントになれば幸いです。また、冬は空気が乾燥しておりますので、お肌の保湿や体調に十分注意して下さい。

 とかち美白研究所では、VCローションを購入されている方に会報を毎月発行しております。そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4ナイ)』というものを載せています。(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

  • (1)爪を切っていじらナイ
  • (2)髪の毛で隠さナイ
  • (3)夜更かししナイ
  • (4)乾燥させナイ
 

これは私が皮膚科診療を15年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

 前回『爪を切っていじらナイ(2)』では、ニキビをいじらナイことを自覚することの大切さを説明しました。第4回の今回は、『髪の毛で隠さナイ(1)』と題して『髪型がどうして重要か』についてお話させていただきます。

 毎日診察する皮膚科の一般的な患者さんの髪型は千差万別です。おしゃれに前髪を垂らしたヘアスタイル、見事なサラサラのロングヘア、七三に分けた少しフケっぽいオジさん型、ちょっと懐かしい整髪料で固めたリーゼントヘア、サザエさんのカツオくんを思わせる丸刈り、ワカメちゃんを思わせるおかっぱあたまなど様々です。

 では、読者のみなさんの髪型はどんな感じでしょうか?ニキビの患者さんで多い髪型は共通しています。前髪を垂らしたヘアスタイルやちょっと前のハセキョウ(女優の長谷川京子さん)型の髪が頬に一部かかる髪型です。しかも髪でニキビを隠している方がほとんどです。
 これらの髪型がなぜ問題かというと、髪が顔にかかっている場合、髪の毛があたることが刺激となり(機械的刺激といいます)、治療効果があがりにくいためです。

 私がニキビの患者さんを診察していて、まず最初に見るのは当然のことながら顔ですが、診察は診察室に入ってくる所から既に始まっており、イスに座っていただく前に顔をさっとみて髪型をチェックしています。初診時には髪型について説明し、改善した方が良い患者さんには指摘しカルテに記載していますが、これがなかなか受け入れていただけません。
 ニキビの患者さんは現在低年齢化が進み、小学校3~4年生のお子さんも珍しくありません。しかし、低年齢層の患者さんは『髪はかからないようにしないとダメだよ。』と説明すると、保護者の方も含めて髪型を変えるように考えていただける方が多く、塗り薬程度で良くなります。

 しかし、年齢が上がれば上がる程、人間が固まってしまうためか?頑固な方が多いのか?髪型は変わらずニキビが改善しない方が多いのです。『大人のニキビ』はなおりにくいといわれ、ストレスやホルモンバランスなど原因は様々とされますが、成人の方は髪型に問題があり、これをなかなか変えることができないことが大きな障害の一つになっていると私は考えています。

 今週のポイントはこんなところでしょうか?

『髪の毛が顔にかかると刺激になります。ニキビを髪で隠すのはよくありません。長年の髪型は変えたくないものですが、ニキビに髪の毛がふれないように少し変えてみませんか?』

 次回はもう少し掘り下げて説明してみたいと思います。それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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