コラム 「 とかちの窓から 」Column

第16回『4ナイ落ち穂拾いー爪を伸ばす、マニュキュアを塗る』
(2005年12月20日配信)

 こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

 皆さんは『ロボコン』をご存じでしょうか?ロボットコンテストの略で、大学や高専の学生さんが、あるルールに従いロボットを製作し、障害物をクリアしたりボールをバスケットゴールに入れるなどして総点数を競うものです。最近は映画化されたりしています。

 先日、高専のブロックごとの地方予選がテレビで放送されていました。そこではオリジナリティーあふれる様々な形のロボットが登場し、梯子をくぐり、平均台を昇降して、最後はロッククライミングの様に壁を登ってバトンを定位置に差し込む競技が行われていました。
(詳しくは http://www.nhk.or.jp/robocon/ をご覧下さい。)

 地方予選でのレベルは様々でしたが、最終的に全国大会に進んだロボットにはある一定の形があったようでした。それはロボット自体の形が極めてオーソドックスで、動きが素人目にも無理のないメカニカルな動きをするものだったということです。『基本に忠実』の一言に尽きるものばかりでした。これは、ニキビ治療にも言えることではないでしょうか?

 とかち美白研究所では、VCローションを購入されている方に会報を毎月発行しております。そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4ナイ)』というものを載せています。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

  • (1)爪を切っていじらナイ
  • (2)髪の毛で隠さナイ
  • (3)夜更かししナイ
  • (4)乾燥させナイ
 

これは私が皮膚科診療を15年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

 ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。このコラムでは、前回までは『ニキビ治療の4ヶ条(4ナイ)』を系統立てて解説してきました。

 今回からは装いも新たに、『4ナイ落ち穂拾い』と題して、『4ナイ』を『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連したこと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただきます。

 本題に入る前に、ジャン・フランソワ・ミレー(1814ー1875)の名画『落ち穂拾い』(1857年)オルセー美術館所蔵をご覧下さい。 (http://www1.megaegg.ne.jp/~summy/gallery/glaneuses.html

 『4ナイ』では、伸びた爪でニキビをいじると悪化させてしまうため、『爪を切っていじらナイ』としています。

 でも、「爪を切ってもやっぱりいじってしまうのは止められません。」というご意見がありました。『基本』は爪を切るですが、それではこん な考えはどうでしょうか?

『爪を長く伸ばす、マニュキュアを塗る』

 逆説的になりますが、短くしても爪を立ててかくことはできます。それなら逆に長く伸ばしたほうが、いじると痛いので無意識にいじる頻度が減るという訳です。どうせなら、豹の様に思いっきり伸ばしてみましょう。でも、日常生活に支障が起きない程度にしましょうね。

 女性は爪にマニュキュアを塗って、爪を意識するようにすると効果があります。色は目立つ『赤』が良いでしょう。また、ネイルアートを派手に施すのも良いでしょう。でも、周囲の人に変わった人と見られない程度にしましょうね。

 今回のポイントは以下の通りです。

  • 【今回の4ナイ落ち穂拾い】
  • 【爪を長く伸ばす、マニュキュアを塗る】
  • ■ニキビ治療の4ナイの一つに(1)爪を切っていじらナイというものがあります。
  • ■爪を短くしても爪を立ててかいてしまう場合があります。
  • ■逆転の発想で、爪を長く伸ばしたり、マニュキュアを塗るのは良い方法かもしれません。
  • ■長い爪でいじると痛いですし、マニュキュアは爪を意識させる効果があります。でも日常生活に支障のない程度にしましょうね。
  •  

 今年もわずかに残す所10日程になりました。来年の目標を定めつつ、あともう一踏ん張りです。来年もニキビ撲滅に向けて頑張りましょう。それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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