コラム 「 とかちの窓から 」Column

第40回 『化粧品を最大限に生かすための保存法』
(2007年12月21日配信)

 こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

 本を読みながら、何気なくテレビをつけていた時、どこかで聞いたことのある人の声が聞こえてきました。

 ドリカムの吉田美和さんでした。

 NHKの特別番組(#)でのひとコマでしたが、彼女の屈託のないしゃべり方は、同級生だった高校時代と変わらず、妙に懐かしさを感じさせてくれました。感激屋さんで、すぐ涙ぐんでしまうのも全く変わっていませんでした。
(#ドリカム 40万人の大合唱12月7日(金)よる10:00-11:00)

 ドリカムはすごいですね。

 デビュー以来18年経ってもなお、音楽を通して多くの人を勇気付け、多くの人から支持され続けているなんて。
 今年の国立競技場で開かれたコンサートでは、6万人も動員したということにも驚いてしまいました。

 今年は、プライベートで不幸なことがあったようですが、年末の紅白では、また、元気な姿をみせて欲しいなと思います。

 私も、元3年E組の一員として、彼女に負けないように日々の仕事に頑張って行きたいと思います。

 とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を毎月発行しております。

 そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せています。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

 これは私が皮膚科診療を17年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

 ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて解説してきました。

 第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連したこと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。

 本題に入る前に、ジャン・フランソワ・ミレー(1814ー1875)の名画『落ち穂拾い』(1857年)オルセー美術館所蔵をご覧下さい。
http://www1.megaegg.ne.jp/~summy/gallery/glaneuses.html

 今回は、『4決め!』の中の
    (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。
と関連して、肌の潤いを保つために重要な、『化粧品を最大限に生かすための保存法』について取り上げてみたいと思います。

 化粧品の効果・特長をうまく生かすためには、説明書の指示に従い、開封後の保存方法を守ることが重要ですね。
 保存方法を守らないで、化粧品の品質が低下し、かえってお肌が荒れたり、ニキビが悪化してしまっては大変です。

 保存方法といえば、昔、大学院で研究していた時の細胞培養のことを思い出します。

 私は、実験室でメラノーマ(悪性黒色腫)の細胞から、リンパ球まで、様々な細胞の培養を何年間も継続して行っていました。
 個々の細胞の増殖スピードの驚異的な速さや、形態の変化の不思議さ、美しさが印象的でしたね。

 その時、特に注意を払っていたのは、研究を継続し続けるために、細菌による汚染を絶対に起こさないということでした。(汚染が起きると、研究はそこで終了です。)
 私の直属の上司は、非常に厳しく、これを起こすと鉄拳制裁が下される(?)可能性がありましたから、基本的なテクニックを忠実に守り、幸いなことに、細菌汚染を起こしたことはありませんでした。
(同僚で失敗する先生もいて、汚染が自分に及びはしないかと ヒヤヒヤしたこともありました。)

 この経験があり、当研究所では、化粧品の保存等、管理にはかなり注意を払っています。

 最近は、防腐剤を減量したタイプの化粧品が増えているようですが、化粧品の能力を生かすために重要なことは、まず保存法です。
 一般的には、開封前は冷暗所保存が必要で、開封後は、所定の保存法を守り、期限内に使い切ることが必要です。

 保存場所は、約1~5℃の温度が保たれる冷蔵庫がよく用いられます。
 でも、食品と同じ扱いをするのが、好ましくないと考えられる方や、子供が小さくて誤って誤飲してしまう可能性もあり、頭を悩めている人も多いようです。

 私が、モニターしている当研究所の製品は、開封後は、冷蔵庫に入れていますが、100円ショップで購入したケースに入れて区別しています。
 心配な場合は、更に南京錠などを付けることも選択肢の一つです。(南京錠自体も100円ショップで購入可能です。)

 また、最近では、化粧品専用の小型冷蔵庫も比較的手軽な価格で販売されています。
(検索サイトで 化粧品専用冷蔵庫 と入れてみて下さい。)
 各種様々ですが、数千円で品質が維持できるのであればお買い得と思います。

 常温で放置した化粧品を、時々チェックすることがありますが、期限切れのものでは、顕微鏡で観察すると、雑菌が繁殖している場合があり、『これは避けたい!』と思います。

 また、正確なデータをお示しできませんが、適切な保存条件を守らなかったものでは、明らかに成分の劣化・変化がおきており、十分な効果・特長がこれでは維持できません。(特にVC誘導体系)

 それから、『旅行等に化粧品を持って行きたいのだけれど大丈夫?』というご質問をよくいただきます。
 これには、小分け容器の活用をお勧めします。

 100円ショップで購入できるものを活用したり、トラベルセットに付いている空容器や、サンプルでもらった小容器を利用する手もあります。
 その他、使い終わった容器は洗った後、キープしておき、旅行用に使うという方法もあります。

 何を入れていたかわからなくなることもありますので、ラベルに名称を書いておくと間違いません。

 それらの容器は、本来であればクーラーボックス等に入れて持ち運ぶのがベストですが、実際には難しいと思いますので、宿泊先に着いたら、部屋の冷蔵庫にすぐに入れてしまいましょう。
 但し、出発の際には、忘れないようにしましょう。また、冷蔵庫に入っていたものを外に出したりしていた場合には、元に戻しておくのはエチケットですね。

 思いついたことをいくつか並べてみました。年末年始で移動する機会が多い時期ですので、参考にしていただければ幸いです。

今回のポイントは以下の通りです。

【今回の4決め!落ち穂拾い】 「落ち穂 その24」

【『化粧品を最大限に生かすための保存法』】

  • •化粧品の効果・特長をうまく生かすためには、説明書の指示に従い、開封後の保存方法を守ることが重要です。
  • •一般的には、開封前は冷暗所保存が必要で、開封後は、所定の保存法を守り、期限内に使い切ることが必要です。
  • •保存場所は、約1~5℃の温度が保たれる冷蔵庫がよく用いられます。
  • •その場合、化粧品を100円ショップで購入したケースに入れて区別しておくと安心です。(安全のため、更に南京錠などを付けることも選択肢の一つです。)
  • •数千円で購入できる、化粧品専用の小型冷蔵庫も販売されています。
  • •旅行の際には、化粧品を小分け容器に分けて持ち運び、宿泊先に着いたら、部屋の冷蔵庫にすぐに入れてしまいましょう。
  

 次回は、『そうじの大切さ』について考えたいと思います。

 来年からは、真の21世紀の時代がはじまるそうです。(詳しくは、前回のコラムを参考にして下さい。)
 年末年始は少し時間を取って、読みかけの本をじっくりと読んで、来るべく次の時代に備えたいと思っています。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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