コラム 「 とかちの窓から 」Column

第53回 『ニキビは『お肌の生活習慣病』です!』
(2009年1月20日配信)

 こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。少し遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

 私の部屋に、今年から圧倒的な存在感をもって登場したものがあります。『道』と題された大型カレンダーです。
 普通の格言を書いたカレンダーだろう?と思われるかも知れませんが、ちょっと違います。表紙のコピーがまず凄い!
   『道があるから歩く 道がなければ拓(ひら)いて歩く』
 日々の格言の他に、月ごとに大書された格言もあります。印象的なものも多く、
   『まず自分に勝たねば成功はしない』
   『困難から逃げる心が新たな困難を生む』
など、臆病者の私に喝を入れてくれるものばかりです。

 このカレンダーは、昨年『マイマイガ』が大発生し、診療所の外壁が汚れてしまい、ペンキの塗り替えを依頼した会社の社長さんからいただいたものです。

 社長さんはいわゆる叩き上げです。気合いが入っています。私は顧客なので、普通は怒られないはずですが、『ここは前に、定期的に掃除しておいて下さいっていってたけど、先生やってないでしょ!』とか、『看板のロゴにひびが入っているからすぐ直さないとダメだわ!』など、社長さんばかりか、担当者の方にまで、厳しく指導されました。

 私は指導に素直に従い、今では定期的な掃除を心がけ、年末には看板のロゴも新調しました。
 今年はこのカレンダーを毎日眺めて、自ら『道』を拓いて歩いて行くことに決めました!

 とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を毎月発行しております。

 そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せています。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

 これは私が皮膚科診療を18年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

 ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて解説してきました。

 第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連したこと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。

 今回は、『4決め!』の中の(3)規則正しい生活を送ることに決めました。と関連して、
      ニキビは『お肌の生活習慣病』です!
と題して、お話させていただきます。

 これは、前回取り上げた、雑誌『安心』の記事とも関連していますので、一読していただければ幸いです。

 まず、『生活習慣病』について勉強しましょう。(一部http://kigaku.juna.info/020/post.htmlより 引用)

『生活習慣病(せいかつしゅうかんびょう)』とは、糖尿病・高脂血症・高血圧・高尿酸血症など、生活習慣が主な発症原因である病気の総称です。
 病気を引き起こす『生活習慣』には、現代社会につきものの、過労・食生活の偏り・ストレス・運動不足・喫煙などがあげられます。
 『生活習慣病』は、虚血性心疾患・脳卒中などの原因となり、最悪の場合死に至ることもあります。
 『生活習慣』が原因となる病気は多く、どこまでを『生活習慣病』とするのか明確なラインはありませんが、『生活習慣』を改善することで、様々な病気を予防することができます。

 これを、ニキビにあてはめてみるとどうでしょうか?

 ニキビは、日本人の90%以上が経験する病気です。思春期以降の活発な性ホルモンの分泌によって、皮脂が増加し、毛穴がつまることから始まります。
 若い思春期の人だけでなく、大人でも最近増えてきています。これは過労・食生活の偏り・ストレスなど、病気を引き起こす『生活習慣』が、ニキビの悪化因子となり、お肌のコンディションに多大な影響を及ぼしているからなのです。

 『生活習慣』を見直すことで、ニキビは予防・改善することができます。ニキビは『お肌の生活習慣病』です。読者の皆さんなら、しっくり実感できますよね。

 ニキビはなかなか治らない難病と考えてしまうと、つい身構え、かえって『道』を閉ざしてしまうことになります。
 ニキビは『お肌の生活習慣病』と捉えられるようになれば、日々の生活で、様々なことに注意することができるようになります。
 結果として、ニキビの改善につながる『道』を見つけることができると思います。『あっそうか!お肌の生活習慣病なんだ!ちょっと生活変えてみようかな?』と思えたら、それは大きなチャンスです。

 便秘がちな人は、デルデル呼吸にチャレンジしてみるのも良いですし、睡眠不足なら、昼寝を習慣づけたり、朝型に生活を変えたりなどしてみましょう。
 ヒントや方法は、今までのコラムのバックナンバーにあります。

 『100年に一度の危機』とはよく最近耳にしますが、それでは縮こまって、前に踏み出せません。ニキビは『お肌の生活習慣病』と認識し、視点を変えることができたら、それは『100年に一度の大チャンス』です。(ちょっと大げさ?)
 まず行動してみましょう。少し結果がでたらしめたものです。プラスの循環が回りだします。『ニキビ改善の道』は必ず拓けますよ!

 今回のポイントは以下の通りです。

 

【今回の4決め!落ち穂拾い】 「落ち穂 その37」

【ニキビは『お肌の生活習慣病』です!】

 
  • •『生活習慣病(せいかつしゅうかんびょう)』は、糖尿病・高脂血症・高血圧・高尿酸血症など、生活習慣が主な発症原因である病気の総称です。
  • •病気を引き起こす『生活習慣』には、現代社会につきものの、過労・食生活の偏り・ストレス・運動不足・喫煙などがあげられます。
  • •『生活習慣』を改善することで、『生活習慣病』は予防・改善することができます。
  • •ニキビは、思春期以降の活発な性ホルモンの分泌によって、皮脂が増加し、毛穴がつまることから始まる病気です。若い思春期の人だけでなく、大人でも最近増えています。
  • •これは過労・食生活の偏り・ストレスなど、病気を引き起こす『生活習慣』が、ニキビの悪化因子となり、お肌に多大な影響を及ぼしているからです。
  • •ニキビは、『生活習慣』を見直すことで、予防・改善することができる『お肌の生活習慣病』です。
  • •ニキビは『お肌の生活習慣病』と捉えられるようになれば、日々の生活で、様々なことに注意するようになり、ニキビの改善につながる『道』を見つけることができます。

 次回は、『ニキビと洗顔』について考えたいと思います。

 昨年から、真の21世紀の時代がはじまりました。年末年始は少し時間を取って、読みたいと考えていた本・雑誌を読んでみました。良い勉強になりました。(大した本は読んでません。偏っています。)
 特に印象に残ったのは、
1)日本経済の『坂の上の雲』:Voice 平成21年1月号 (PHP研究所)
2)生き方、働き方サバイバル75問:PRESIDENT 2009.1.12号
3)大予言検証 2012年 人類滅亡は訪れるのか!? ハルマゲドン商法にダマされるな!(オークラ出版)

です。悲観は禁物ですね。
 それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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