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コラム 「 とかちの窓から 」Column

(2009年2月20日配信)

第54回 『ニキビと洗顔~余裕を持って時間確保を!』

こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

 気分転換で一泊だけ温泉に行ってきました。バスで1時間位の隣町、鹿追町にある然別温泉です。

 現在、隣接する然別湖では、凍結した湖上に氷上露天風呂やアイスバーを設営して、冬期限定のイベント『然別コタン』が開催されています。(詳しくはこちらをどうぞhttp://www.netbeet.ne.jp/~nature/

 さすがに、氷上露天風呂はパスしましたが、夜中、全て氷でできたアイスバーで、おいしいカクテルを氷のグラスで飲めるとは思ってもみませんでした。
 寒くて小走りでホテルに戻ったため、思いっきり酔いが回り、爆睡してしまい、温泉にゆっくりつかれなかったのが残念でした。

 十勝には、もうかれこれ30年住んでいるのに、地元のことで知らないことは本当に多いですね。自分の足元を見つめる良い経験になりました。

 とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を毎月発行しております。

 そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せています。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

 これは私が皮膚科診療を18年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

 ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて解説してきました。

 第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連したこと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。

 今回は、『4決め!』の中の(4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。と関連して、『ニキビと洗顔について』お話させていただきます。

 ニキビの治療や予防には、正しいスキンケアが大切ですね。でも実際の所、『洗顔』一つにしても、多くの情報で混乱してしまい、自己流の『洗顔』を行っている場合も多いのではないでしょうか?
 ニキビは、思春期以降の活発な性ホルモンの分泌によって、皮脂が増加し、毛孔がつまることから始まります。

 ニキビにおける『洗顔』の目的は何でしょうか?

 それは、ズバリ、『毛孔のつまりを取り除き、毛包内の皮脂の流れを良くすること』です。ニキビの正しい『洗顔法』のポイントは、簡単に言うと、『ぬるま湯を使い、良く泡立った石鹸で、優しく顔を洗うこと』です。
 ぬるま湯により、毛孔は開きやすく、柔らかくなります。そこへ石鹸を使用することにより、毛孔に詰まった脂肪などのゴミ(皮脂)が軟化して溶けやすくなります。
 その結果、皮脂は毛孔の外へ流出しやすくなります。

 私もよくやりますが、眠気醒ましの冷水での洗顔は、ニキビの改善にはつながりません。

 次に、『石鹸(洗浄剤)』について考えてみましょう。

 洗浄剤には多くのものが市販されていますが、私は昔からある1個100円程度の普通の固形石鹸をお勧めします。(花○石鹸 ホワイト とか ○乳石鹸 など)
 液状のものは、成分的にカブレを起こすことが多いと感じています。(ビ○レ や ダ○ を止めたとたんに改善した例多数を経験済)

 石鹸の選択は、皮脂の多い少ないによって異なります。

 皮脂の分泌が顔全体で多い場合:皮脂をしっかり取り除く洗浄力が十分な石鹸を選びます。
 皮脂の分泌が少ない/顔の部分により少ない場合:アトピー性皮膚炎の方や、眼や口の周りが乾燥している場合は、皮脂を取り過ぎないマイルドな洗浄力の石鹸を選びます。

 最後は、『洗顔法』です。

 大切なことは、    1)良く石鹸を泡立てる
   2)優しくこすらないで泡で洗う
   3)よくすすぐ
の3点です。

1)良く石鹸を泡立てる
 まず手を洗いましょう。石鹸の場合は、少し表面にお湯をかけて泡立ちやすくしてから、ぬるま湯を多めにまぜながら、ピンポン玉2つ分位の泡を立てます。
 泡立てネットを使用すると能率アップします。(検索してみて下さい。)

2)優しくこすらないで泡で洗う
 手のひらと顔の皮膚の間に泡の膜を作り、ゆっくり円を描くように指を滑らせていきます。額から鼻の周りは皮脂量が多いため、指先を使って丁寧に洗いましょう。頬や額は強くこすらないようにします。ニキビのある部分は、指や手のひらで刺激を与えないよう、特に優しく洗いましょう。(ついいじってしまいがちです。優しく洗うことだけ考えましょう。)

3)よくすすぐ
 ぬるま湯で優しく十数回すすぎます。髪の生え際、鼻の周り、顎などはすすぎが不十分になりがちです。丁寧にすすぎましょう。

 1)~3)を試しに、自分でもやってみました。少なくとも3~5分はかかりますね。朝晩の2回洗顔すると考えると、時間の確保が問題になってきますね。女性の場合、メイクの時間も考えると大変です。
 この時間が取れないばかりに、『ニキビ改善』が難しくなっている方も多いのではないでしょうか? 余裕を持って、少し早起きすることも大切ですね。
 規則正しい生活は、やっぱり色々なことと関係してきますね。

 今回のポイントは以下の通りです。

【今回の4決め!落ち穂拾い】 「落ち穂 その38」

【ニキビと洗顔~余裕を持って時間確保を!】

 
  • •ニキビにおける『洗顔』の目的は、『毛孔のつまりを取り除き、毛包内の皮脂の流れを良くすること』です。
  •  
  • •ニキビの正しい『洗顔法』のポイントは、『ぬるま湯で石鹸を使って優しく顔を洗うこと』です。
  •  
  • •ぬるま湯により、毛孔は開き柔らかくなります。石鹸により、毛孔に詰まった脂肪などが軟化して溶けやすくなり、皮脂は毛孔の外へ流れやすくなります。
  •  
  • •洗浄剤には多くのものが市販されていますが、私は1個100円程度の普通の固形石鹸をお勧めします。(液状のものは、成分的にカブレを起こすことがあります。)
  •  
  • •『洗顔法』で大切なことは、
       1)良く石鹸を泡立てる
       2)優しくこすらないで泡で洗う
       3)よくすすぐ
    の3点です。
  •  
  • •1)~3)をきちんと実行すると、3~5分はかかります。
  •    
  • •朝晩の2回の洗顔の他、女性の場合、メイクの時間も考えると、時間の確保が大切になります。
  •  
  • •この時間が取れないばかりに、『ニキビ改善』が難しくなっている方も多いと思います。
  •  
  • •余裕を持って、少し早起きすることも大切ですね。
   

次回は、『ニキビとメイク』について考えたいと思います。

 然別湖の一泊は、自分の足元を見つめる良い機会になりました。地元を知らずして『とかち』の看板をあげるのはちょっと情けない。これからは時々、地元の情報を発信して行きたいと思います。
 それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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