コラム 「 とかちの窓から 」Column

第79回 『ニキビ改善も期待できる新成分 プロテオグリカン・アイセニアヴェール・AC-11について』
(2011年3月20日配信)

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(とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長 大石真暉 よりのメッセージ)

今回の地震と津波の被害を受けた方々に、心からお見舞いを申し上げます。

被災地で苦しんでいる方々、被災地で救済にあたっている方々、原発を復旧するために自分の命を削って働いている方々、これらの人々に思いをはせながら、私は今を一生懸命生きたいと思います。

日本の復活を信じています。
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こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

 人間長く生きていると、とても偶然とは思えない経験をすることがあります。

 先日、3月3日は『とかち皮膚科』開院14周年の開院記念日でした。
 Aさんは、元々、近所にお住まいで、十年来の患者さんです。学生生活を札幌で送られ、就職は本州の企業に決定したそうです。冬休みに2度当科を受診されたものの、治療がまだ必要と考え、札幌の気心の知れた先輩、B先生を紹介させてもらいました。

 治療が一段落し、B先生の経過を詳細に記されたお手紙持参で、その3月3日に、Aさんは、再診されました。診察中は、『就職決まって良かったね』などと世間話をして、ちょっと盛り上がりました。

 診療後、返事を書こうと思い、改めてB先生の手紙をみると、Aさんの札幌での住所が書かれていました。
 『こっ、これは』私は驚きました。
 私が27年前、大学に進学して初めて住んだ、同じ建物でした。部屋こそ違いますが、同じ4階。当時は下宿。現在はリフォームされて、アパートになっています。(第45回のコラムを参照して下さい。)

 Googleマップの存在を思い出して、生まれて初めて検索してみました。『裏通りで目立たない建物だから、出ないだろう』と思っていると、5分後には懐かしい画像がモニター上にはっきりと現れました。

 『偶然を装いながら奇跡はいつも近くに居る』

 ある歌詞の一節が頭に浮かびました。(奇跡~大きな愛のように~)
 今回の出来事は、『初心に戻って更に精進せよ』という神様のお告げだったような気がします。
 春は、出会いと別れが交錯する季節。過去を振り返り、ニキビ治療を更に進めるチャンスです。今まで試みていた治療も新たな気持ちで取り組みやすくなります。

 ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。
 このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、自分自身が一歩でも前に進むつもりで、毎月お届けさせていただいています。

 とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を毎月発行しております。

 そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せています。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

 これは私が皮膚科診療を20年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

 ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて解説してきました。

 第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連したこと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。

 前回は、規則正しい生活を送ってニキビ改善につなげるために必要な、『睡眠』について、最新の睡眠の新常識を踏まえた上で、私が実践・工夫している『入眠法』の具体例について、お話しさせていただきました。
 今回は、『睡眠』はちょっとお休み。2月にリニューアルした、美容液とVC-Eローションに新配合された、新成分プロテオグリカン・アイセニアヴェール・AC-11について、お話しさせていただきます。

 美容液とVC-Eローションは、お蔭さまで、比較的短期間で8,000本以上を売り上げた商品です。どちらも『とかち美白研究所』の主力商品となり、多くの会員の皆様にご愛用いただいています。
 しかし、発売から4年以上経過し、2年程前よりリニューアルに向けて、情報収集、試作、研究開発を続けていました。

 今回のリニューアルのコンセプトは、『製品の基本設計は変えずに、新たな優れた成分を追加配合し、更なる改良、改善につなげる。しかも、価格は据置く』です。
 両者とも、次世代型ビタミンC誘導体APPSと水溶性ビタミンE誘導体の絶妙なバランスの上に成り立っていたものですから、新成分の選択・配合には大変苦労しました。

 まず、新成分の選択から。情報収集を行って気づいたことは、『化粧品素材・成分が大きな成長分野であり、ここ数年で新たな素材・成分が急速に増加している』ということです。
 成分候補は数千種類。環境負荷の少ない、肌に優しい安全・安心成分を中心にリサーチ。決定するまで、約半年かかりました。

 新成分を配合した試作は、本当に難航しました。特に美容液では、プロテオグリカンを1%配合することができず、試作を繰り返す度に、オリジナルからどんどん離れていくという事態に。
 採用となった試作品が完成した時には、思わず『やったー!』と叫んでしまいました。

 以下で、採用となった成分の概要を示します。

(A) 安心・安全、EGF、フラーレンを超えたといわれる 
   プロテオグリカン(PG)(美容液に1%新配合)

  • 1. ヒアルロン酸、コンドロイチン、キチン、キトサン等の糖鎖栄養素。人・動物の皮膚等に広く存在する生体成分です。
  • 2.ウイルス、細菌検査合格の国産サケ鼻軟骨を原料とし、経口摂取も可能な安心・安全な成分です。
  • 3.老化とともにプロテオグリカンは減少し、肌や皮膚を含め体内の保水力は低下します。ヒアルロン酸の1.3倍の保湿力があります。
  • 4.[保湿の代表 ヒアルロン酸]
       (プラス)
    [お肌のハリを保つ代表 コラーゲン]
    の作用に加え、EGFと同様の作用を有し、肌のターンオーバーを促進させます。
  • 5.しわ、シミ、毛穴対策に効果を発揮します。
  • 6.30代から60代まで年齢に関わらず幅広い年代の女性に効果が現れます。
  • 7.免疫機能システムを正常化し、体調を整える働きもあります。

 ニキビ改善のためには、保湿とお肌のターンオーバー改善が大切です。
 量産が可能となった新成分ですが、まだまだ高価です。プロテオグリカン1%配合で価格据置。コスト的には、大変厳しい選択でした。

(B) 安全・安心 海藻由来の保湿成分 
   アイセニアヴェール(VC-Eローションに1%新配合)

  • 1.伊勢志摩の特産品として知られ、パワースポットとしても注目をあびている伊勢神宮に奉納される、海藻サガラメ由来の安全・安心成分。
    (サガラメの学名はアイセニア、一般的にはアラメと呼ばれる。)
  • 2.皮膚の潤いには、水分・脂質・NMFのバランスが重要です。アイセニアヴェールは、細胞間脂質の主成分である”セラミド”と、天然保湿因子(NMF)の元となる”フィラグリン”を同時に増やすWの保湿作用を有します。
  • 3.加齢による乾燥肌にバランスの良い効果が期待できます。

 保湿成分に海藻ものは結構多いですが、このしっとり感は別格です。Wの保湿作用は実験データ以上のものがあるような気がします。保湿力アップはニキビ改善につながると思います。

(C) FDA(米国食品医薬品局)がDNA修復促進物質として認めた
   AC-11 (VC-Eローションに0.5%新配合)

  • 1.1) AC-11(エーシーイレブン)は、Activate Chromosome-11の略。DNAの修復に関する情報コード、第11染色体を活性化する素材を意味します。
  • 2.壊れたDNAの修復を行い、肌の老化や肌トラブルを予防し、免疫力をアップさせる新世代のアンチエイジング素材として大きな注目を浴びています。
  • 3.南米ブラジル、ペルー、エクアドルなどのアマゾン熱帯雨林原産のアカネ科ウンカリア属の植物(キャッツクロー)より新規抽出方法により得られた抽出物です。
    (表示名称:ウンカリアトメントサエキス)
  • 4.キャッツクローは神経痛、腰痛、リュウマチ、関節痛などに効くアマゾンの秘薬として、南米の原住民の間で 2000年以上前からお茶などの飲み物にして愛飲されていました。
  • 5.既存のキャッツクロー抽出物では確認されていなかった新規成分(CAEs:カルボキシアルキルエステル)が、紫外線により発生した損傷DNAの修復機構を正常に誘導する効果を有することから、シワ改善、美白効果などが期待できます。
  • 6.厳格な機関として知られるFDA(米国食品医薬品局)が「DNA修復促進物質」と認めた素材です。

 海外製品は、神経を使います。採用の決め手はFDAのお墨付きです。
 アクネ菌が分泌するコプロポルフィリンは、紫外線で大量の活性酸素を発生させ、炎症性のニキビが悪化します。
 「DNA修復促進物質」AC-11により、紫外線によるダメージをうけたニキビ肌のDNAの修復が促進され、ニキビ改善につながることが期待されます。

 今回のポイントは以下の通りです。

 

【今回の4決め!落ち穂拾い】 「落ち穂 その63」

『ニキビ改善も期待できる新成分
プロテオグリカン・アイセニアヴェール・AC-11について』

 
  • •2月に美容液・VC-Eローションをリニューアル新発売しました。
  •  
  • •今回のリニューアルのコンセプトは、『製品の基本設計は変えずに、新たな優れた成分を追加配合し、更なる改良、改善につなげる。しかも、価格は据置く』です。
  •  
  • •美容液には、安心・安全、EGF、フラーレンを超えたといわれるプロテオグリカン(PG)を1%新配合しました。
  •  
  • •プロテオグリカンは、人・動物の皮膚等に広く存在する生体成分。ウイルス、細菌検査合格の国産サケ鼻軟骨を原料とし、経口摂取も可能な安心・安全な成分です。ヒアルロン酸の1.3倍の保湿力があります。
  • •[保湿の代表 ヒアルロン酸]
       (プラス)
    [お肌のハリを保つ代表 コラーゲン]
    の作用に加え、EGFと同様の作用を有し、肌のターンオーバーを促進させます。
  •  
  • •保湿と肌のターンオーバー改善によりニキビ改善が期待できます。
  •  
  • •VC-Eローションには、
    イ)安全・安心 海藻由来の保湿成分 アイセニアヴェール1%
    ロ)FDAがDNA修復促進物質として認めた AC-11 0.5%
    の2成分を新配合しました。
     
  • •イ)アイセニアヴェールは、伊勢志摩の特産品として知られ、パワースポットとしても注目をあびている伊勢神宮に奉納される、海藻サガラメ(学名:アイセニア)由来の安全・安心成分です。
  •  
  • •皮膚の潤いには、水分・脂質・NMFのバランスが重要です。アイセニアヴェールは、細胞間脂質の主成分である”セラミド”と、天然保湿因子(NMF)の元となる”フィラグリン”を同時に増やすWの保湿作用を有します。
  •  
  • •保湿成分に海藻ものは多いですが、このしっとり感は別格です。Wの保湿作用によりニキビ改善が期待できます。
  •  
  • •ロ)AC-11(エーシーイレブン)は、Activate Chromosome-11の略。DNAの修復に関する情報コード、第11染色体を活性化します。アマゾン熱帯雨林原産のアカネ科ウンカリア属の植物(キャッツクロー)より新規抽出方法により得られた抽出物です。(表示名称:ウンカリアトメントサエキス)
  •  
  • •既存のキャッツクロー抽出物では確認されていなかった新規成分(CAEs:カルボキシアルキルエステル)が、紫外線により発生した損傷DNAの修復機構を正常に誘導する効果を有することから、シワ改善、美白効果などが期待できます。
  •  
  • •厳格な機関として知られるFDA(米国食品医薬品局)が「DNA修復促進物質」と認めた素材です。
  •  
  • •「DNA修復促進物質」AC-11により、紫外線によるダメージをうけたニキビ肌のDNA修復が促進され、ニキビ改善につながることが期待されます。
  •  
  • •リニューアルした美容液・VC-Eローションをニキビ改善の一助としてお役立て下さい。
 

 新製品のチェックを連日、自分の肌やモニターさんの協力で行っていますが、保湿効果は数段アップ、かぶれることもなく、なかなかの出来です。
 会員の方からは、今回のリニューアルに対して『春先のお肌のコンディション調整が楽になりました』『しっとり感が違いますね』など、お褒めのお言葉をいただいております。
 これからも『とかち美白研究所』は、適正な価格で、優れたコスメを提供していきます。

 次回は、『睡眠の新常識』に再び戻り、『起床編』について考えていきたいと思います。

それでは。

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追記)
 今回のコラムは3月6日に、管理人さんにメールさせていただいたものです。一切改変はいたしておりません。

 コラム冒頭の偶然の出来事は『今後、苦難に遭っても皆で頑張りなさい』という神様のお告げだったと、今では思っています。

 また、本文中にはあえて示しませんでしたが、以下の数字の偶然が重なっており、ただならぬ事だと感じていました。

イ) 今月3月3日は 平成23年3月3日であり、333は 私の高校の受験番号 です。

ロ) 札幌の下宿の住所には 13という数字があり、13は 私の大学の受験番号 です。
   また、最初の下宿を引き払った後、私が開業するまで長く住んだのは 13丁目 の建物でした。

ハ) 私の医師免許証の番号は 333XYZ です。ちなみに XYZ は父の誕生日です。

ニ) 昨年11月に、仙台で学会があり、松島方面へ無理して足を伸ばしました。

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おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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