コラム 「 とかちの窓から 」Column

第146回『「正しい洗顔方法」を知って「ニキビ改善」!(1)〜その洗顔に注意! 避けるべき洗顔法4つとは?〜』
(2016年10月20日配信)

#お時間のない読者の方は[今回のポイント]だけでもお読み下さい#

こんにちは。
とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

先日、用事のついでに大学病院の近くを歩く機会がありました。

土曜日夜7時過ぎ。
大学病院周辺は人通りもまばら。

ぐるっと一回りすると、ここ数年の多くの変化に気付きました。
高層マンションが増え、小さなお店がどんどん姿を消していました。

その昔、
ロシアの熱傷患者さんの後援者だったお寿司屋さんが閉店していたり、
いつかは行ってみたいなと思っていたレストランも別の店に変わって
いました。

さすがにお腹が空いてきたので、どうしようかなと考えていると、
懐かしいお店の灯りが見えてきました。
大学病院に勤務していた頃、出前でよくお世話になっていた
中華料理店さんです。

のれんをくぐると、店はお客さんでほぼ埋まり、
厨房では、眼光鋭い店主が昔のように働いていらっしゃいました。

いつもの(笑)◯◯◯◯定食を食べて、店を後にしました。

私が大学に入学した32年前には既にあったこのお店。

『継続』することは並大抵ではありません。
体調を崩したり、いろいろなご苦労があったと思います。

今後も多くの人に喜ばれる中華料理を提供していただけると最高です。

やっぱり『継続』はとっても大切です。

『ニキビ改善』は一筋縄ではいかないことも多いです。
このメルマガが、月に1度必ず届く、

『 26年の皮膚科外来診療で得られた経験をもとに
  規則正しい生活、精神の安定、お肌の保湿などの
  「ニキビ改善」に重要な良い刺激となる情報を数多く提供。
  「希望」をもって 継続してチャレンジするうちに
  「ニキビ改善」への道が開ける定期便 』

になれば幸いです。

ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、
根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。

このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、
自分自身が一歩でも前に進むつもりで、
毎月お届けさせていただいています。

とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せて
います。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、 ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

これは私が皮膚科診療を26年やってきた中で非常に重要と思い標語に
したものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて
解説してきました。

第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を
『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連した
こと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )
にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。

(バックナンバーは   http://www.tokachi-derma.com/content/column をご覧下さい。)

前回は、

第141回でお話した、
『 「考える人」プラス「スキージャンプの前傾姿勢」
  で「便秘解消」して「ニキビ改善」! 』

について、その後、自身で体験・改良したことをベースに
『プラス アルファ で こうするともっと良いのでは?』
と『カエルの前傾姿勢』の良さを提案させていただきました。

今回は、
『「正しい洗顔法」を知って肌の乾燥を防ぎニキビを改善する方法』
についてお話しさせていただきます。

『 日経新聞 2016年9月17日版 すっきり解決 』
より引用させていただきます。

お肌の乾燥はニキビの大敵。
乾燥により皮膚のターンオーバーが不調となり、ニキビが悪化します。

その乾燥の原因の一つが
『正しい洗顔法』が行われていないことと考えられます。

新聞の記事では、『正しい洗顔法』について
以下の4名の専門家のお話しが詳しく紹介されています。

イ)生活美容ジャーナリストの山岸敦子さん(以下:山岸さん)
ロ)クリニックモリの森文子院長(以下:森先生)
ハ)よしき皮膚科クリニック銀座の吉木伸子院長(以下:吉木先生)
ニ)東京女子医科大学東医療センターの出来尾格講師
                     (以下:出来尾先生)

今回は、山岸さんと森先生のお話しを取り上げさせていただきます。

紙面の冒頭では、

『スキンケアのためにしっかり洗顔する人は多い。
 油溶性のクレンジング剤でメークを落とした後に
 水溶性の洗顔料で洗うダブル洗顔派もいる。』

と、一般的な洗顔方法の傾向について取り上げられていました。

それに対して、山岸さんは、

A)『洗いすぎこそ、肌が乾燥する原因』と力説。

B)しっかりメーク後の洗顔法として

 『夜の洗顔これだけでOK!』として以下のポイントをあげています。

  

1.コットンや綿棒にアイメークリムーバーを付け、軽く押さえる

2.顔全体にたっぷりのクレンジングミルクをササッと塗る

3.40度くらいのやや熱めのお湯に浸して絞ったホットタオルを
  顔に押し当て、汚れをタオルに移す感覚で優しくぬぐう

4.汚れがひどい場合は、2、3を繰り返して、ぬるま湯(水でも可)
  ですすぐ

ことを強調されています。

他方、森先生は、

A)『薄化粧なら洗顔料だけの洗顔でいい』とのこと。

  例えばBBクリームにパウダーファンデーションで、
  その後、化粧直しをしないなら

  『夕方には皮脂で十分化粧は浮き上がっているから、
   洗顔料だけで汚れは落とせる』。

  しかも、朝の洗顔は水やぬるま湯だけで構わないという。
  『38度が洗顔に適した温度の目安』 とも。 

B)普通メーク後の洗顔法として
  以下のポイントをあげています。

  

1.ぬるま湯ですすぐ

2.泡立てた洗顔せっけんを皮脂分泌の多いTゾーンや額を中心に載せ、
    ササッと広げる

3.ぬるま湯ですすぐ

  『念入りに洗う必要は全くない。泡を長くとどめるのも避けるべき』

と強調されています。

紙面では『まとめ』として、以下があげられています。

『その洗顔に注意!』 避けるべき洗顔法は以下の4つです。

1)朝晩2度の洗顔  は避けるべき。

2)クレンジング剤 & 洗顔料 のダブル洗顔 は避けるべき。

3)時間をかけて丁寧洗顔 は避けるべき。

4)ゴシゴシ拭く は避けるべき。

ニキビ患者さんで、なぜか皮膚が乾燥すると訴える患者さんは結構多いです。 その裏には、洗いすぎの悪影響があると思われます。

先生別の構成としたため、わかりにくい所もあったと思いますが、 少しでも参考にしていただけると幸いです。

[今回のポイント]は以下の通りです。

 

【今回の4決め!落ち穂拾い】

『「正しい洗顔方法」を知って「ニキビ改善」!(1)
   その洗顔に注意! 避けるべき洗顔法4つとは?』

  • ■ 「正しい洗顔法」を知って肌の乾燥を防ぎニキビを改善する方法
      についてお話します。
  • ■ 日経新聞 2016年9月17日版 すっきり解決
        よりの引用です。
  • ■ お肌の乾燥はニキビの大敵。
      乾燥により皮膚のターンオーバーが不調となり、
      ニキビが悪化します。
  • ■ その乾燥の原因の一つが
      『正しい洗顔法』が行われていないことと考えられます。
  • ■ 今回は山岸さんと森先生のお話しを取り上げさせていただきました。
  • ■ 山岸さんは、『洗いすぎこそ、肌が乾燥する原因』と力説。
      『しっかりメーク後の洗顔法』として『夜の洗顔これだけでOK!』
      として4つのポイントをあげています。
  •  
  • ■ 森先生は、『薄化粧なら洗顔料だけの洗顔でいい』
     『念入りに洗う必要は全くない。泡を長くとどめるのも避けるべき』
     『38度が洗顔に適した温度の目安』と語られ、
     『普通メーク後の洗顔法』として3つのポイントをあげています。
  •   
  • ■ 『その洗顔に注意!』 避けるべき洗顔法は以下の4つです。
     1)朝晩2度の洗顔  は避けるべき。
     2)クレンジング剤 & 洗顔料 のダブル洗顔 は避けるべき。
     3)時間をかけて丁寧洗顔 は避けるべき。
     4)ゴシゴシ拭く は避けるべき。
  • ■ ご自身の洗顔法に少しでも参考にしていただけると幸いです。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「落ち穂 その130」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

大学病院に勤務していた時は、
夕食として『レバニラ定食』をよく出前してもらっていました。

夜に実験を行う前の腹ごしらえなのですが、
よく助教授のS先生に
『先生、相変わらず精のつくもの食べてるね』と笑われました。

懐かしい思い出です。

次回も、『洗顔法』の続きについて考えたいと思います。

それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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