コラム 「 とかちの窓から 」Column

第152回 『「流行のあの健康食」にご注意! 本当に大切なオススメ食とは? 』
(2017年4月20日配信)

#お時間のない読者の方は[今回のポイント]だけでもお読み下さい#

こんにちは。
とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

年明けからよく聞いた音楽。

それは、
『きゃりーぱみゅぱみゅ』さんの『最&高』です。

(きゃりーぱみゅぱみゅ   – 最&高 [Full ver.] , kyary pamyu pamyu – Sai & Co [Full ver.]  をご覧ください。)

年初から数ヶ月は仕事がいろいろあり、
『これはテンションを上げていかないとこなせないな』
と考えていました。

たまたま年末のレコード大賞を見ていて、
全く知らない曲(笑)ばかりがノミネートされている中、
以前メルマガでも取り上げた
『きゃりーぱみゅぱみゅ』さんの『最&高』が心に残りました。

明るい曲調と『セレンディピティー』感あふれる歌詞(以下引用)
がとっても気に入りました。

『 何千回 何万回の 感動を創り出す
ミラクル まるで 魔法みたい
それは 偶然なんかじゃない 』

『 最&高 すべて飲み込む
最&高 になりたいの 』

BGMとして、ひたすら購入した曲をリピート。
頭に『最&高』を焼き付け、怠けがちな自分を押さえつけ(失笑)
仕事は何とか片付けることができました。

『セレンディピティー』とは、
求められていない、意図的でない、思いもよらない、
幸運な偶発的に起こった出来事や経験のことです。
( https://ja.wikipedia.org/wiki/セレンディピティ をご参考に)

単なる『幸運』と思われがちですが、
心の準備をしておくことで『セレンディピティー』
が起こりやすくなるそうです。

『セレンディピティー』は大切だと思います。

そうそう。
『ちょっとした偶然』『セレンディピティー』が、
世の中を変えていくことってありますね。

『ちょっとした偶然』で『ニキビ』が急に改善することがあります。
それには、『ニキビ改善』の努力をし続け、
『ニキビ改善を受け入れる心の準備』をしておくことが必要です。

『ニキビ改善』は一筋縄ではいかないことも多いです。
このメルマガが、月に1度必ず届く、

『 26年の皮膚科外来診療で得られた経験をもとに
  規則正しい生活、精神の安定、お肌の保湿などの
 「ニキビ改善」に重要な良い刺激となる情報を数多く提供。
 「セレンディピティー」をもつかめるように
 「継続」してチャレンジするうちに
 「ニキビ改善」への道が開ける定期便 』

になれば幸いです。

ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、
根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。

このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、
自分自身が一歩でも前に進むつもりで、
毎月お届けさせていただいています。

とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せて
います。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

これは私が皮膚科診療を26年やってきた中で非常に重要と思い標語に したものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて
解説してきました。

第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を
『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連した
こと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )
にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。

(バックナンバーは
  http://www.tokachi-derma.com/content/column をご覧下さい。)

前回は、『アクネ菌がつくる蛋白で皮膚の病気を予防できる可能性がある』
というトピックを取り上げ、
『ニキビ』はうまくつきあうと皮膚を紫外線などから保護し、
年をとってからも若い肌を維持できるというgood news をお伝えしました。

今回は、『流行の健康食が実は不健康を招く可能性がある』
というトピックについてお話させていただきます。

(ケアネットニュース 2017年3月10日号
 http://www.carenet.com/news/general/hdn/43556
 よりの引用です。)

テレビを見たり、雑誌をながめると
多種多様な『健康になれる食事』『健康食』がこれでもかという具合に
取り上げられています。

かくいう私もいろいろ吟味しながら取り入れています(笑)。

でも、最新の科学的根拠を元に再検討してみると、
このような流行は逆に健康に害をもたらす可能性があるそうです。

再検討を行った米国心臓病学会(ACC)生活習慣・栄養作業部会の Andrew Freeman氏は、

『栄養に関する情報は混乱を来しており、
 誰かが「これがよい」と言ったかと思えば、
 翌日には「よくない」と言っている」
と指摘しています。

アメリカも日本も事情は同じようです。

Freeman氏らは、
健康的な食事パターン全般と、
米国で現在流行している特定の健康食に関する医学的根拠を再検討。

その結果、以下のような結論が得られたそうです。

私なりの(ちょっと解説)を追加して、まとめさせていただきました。

イ) 野菜や果物をジュースにして飲む「ジューシング」は、
ビタミン、ミネラルなど一部の栄養素の吸収率を向上させるが、
丸ごとの野菜や果物に含まれる繊維質や栄養素は除去されてしまう
欠点がある。
また、ジュースはカロリーが濃縮されているが、
飲んでもさほど満腹感が得られない。

(ちょっと解説)
以前、野菜ジュースを飲んでいましたが、飲まなくなりました。
現在は、野菜やフルーツを極力そのままの形でいただくよう
心がけています。
ジュースを飲んでも満腹感が得られないというのは本当です。
ついジュースを2本も飲んでしまうことがありました。 

ロ) 高用量の抗酸化物質サプリメントを飲んでも、
単に抗酸化物質を豊富に含む食品を食べること以上の効果は
得られない。
植物から何かを抽出しても、一般的には同様の利益は得られず、
むしろ危険となることさえある。

「バランスのよい食事を摂っていれば、通常、
   ビタミンサプリメントは必要ない」
とFreeman氏は指摘しています。

(ちょっと解説)
ビタミンサプリメントは飲んでいません。
但し、整腸作用を期待してある市販の整腸剤を飲んでいます。
これには効果を感じています。

ハ) ココナッツオイルは、健康食として流行しているが、
健康に有害な飽和脂肪を多量に含んでいる。
料理には、不飽和脂肪の含まれるオリーブ油やサラダ油を用いる
ほうがよいという。
ココナッツオイルの効果を裏づけるデータは存在しない。

(ちょっと解説)
ココナッツオイルは、飽和脂肪を多量に含んでいるので試さず。
オリーブ油は良いと思いますが、
サラダ油はトランス脂肪酸を含んでおり避けたい油です。

ニ) グルテンフリーダイエットは、
グルテン過敏症やセリアック病の人には有益だが、
穀類の消化に問題のない健康な人に利点はない。
加工炭水化物の比率が高いグルテンフリー食品よりも、
全粒穀類のほうが健康によい。

(ちょっと解説)
グルテン過敏症やセリアック病の人以外には意味が無いと
考えていました。
最近、麦飯(全粒穀類)を少し取り入れています。

ホ) 卵はコレステロール値を増大させるが、
これまで考えられていたほどではない。
心疾患や高コレステロール血症のリスクが高い人でなければ、
1日に1〜2個の卵はほとんど影響がないと考えられる。
肉や乳製品に含まれる飽和脂肪のほうが、
コレステロール値への害は大きいという。

(ちょっと解説)
卵は好きでよく食べます。体重を落としすぎ、
わざとケーキを食べて実験してみた所(笑)、
コレステロール値が少し上がり驚きました。

『未加工の食品を中心とする植物性の食事を摂るのがよい』
『色の鮮やかな野菜や果物は抗酸化物質の豊富な栄養源である』
と、Freeman氏は総括しています。

『色鮮やかで多彩な野菜や果物を
     できるだけそのままに近い形で食事としていただく』

これが最も大切なことだと私は思います。

ニキビ患者さんを診察していると、
サプリメントをいろいろ試されている方は多いです。
でも、あまり効果の無い方が多いようです。

サプリメントを摂ることで安心してしまい、普段の
『色鮮やかで多彩な野菜や果物を
できるだけそのままに近い形で食事としていただく』
ということが、おろそかになってしまうからではないかと思います。

時間に追われる生活をしているとなかなか難しいかもしれません。
でも、自分で料理、外食するにしても、
ちょっと一工夫することでかなり実現することができます。

『色鮮やかで多彩な野菜や果物を
     できるだけそのままに近い形で食事としていただく』

『ニキビ』でお悩みの方にオススメの食事です。

[今回のポイント]は以下の通りです。

        

【今回の4決め!落ち穂拾い】

『「流行のあの健康食」にご注意!
本当に大切なオススメ食とは? 』

  • ■ 『流行の健康食が実は不健康を招く可能性がある』
      というトピックについてお話させていただきました。
     (ケアネットニュース 2017年3月10日号
      http://www.carenet.com/news/general/hdn/43556
      よりの引用です。)
  • ■ 米国心臓病学会(ACC)生活習慣・栄養作業部会の
      Andrew Freeman氏は、 最新の科学的根拠を元に再検討。
      このような流行が逆に健康に害をもたらす可能性を指摘。
  • ■ 野菜や果物をジュースにして飲む「ジューシング」は、
      ビタミン、ミネラルなど一部の栄養素の吸収率を向上させるが、
      丸ごとの野菜や果物に含まれる繊維質や栄養素は除去されてしまう
      欠点がある。
  • ■ 高用量の抗酸化物質サプリメントを飲んでも、
      単に抗酸化物質を豊富に含む食品を食べること以上の効果は
      得られない。
  • ■ ココナッツオイルは、健康食として流行しているが、
      健康に有害な飽和脂肪を多量に含んでいる。
      ココナッツオイルの効果を裏づけるデータは存在しない。
  • ■ グルテンフリーダイエットは、
      グルテン過敏症やセリアック病の人には有益だが、
      穀類の消化に問題のない健康な人に利点はない。
      加工炭水化物の比率が高いグルテンフリー食品よりも、
      全粒穀類のほうが健康によい。
  • ■ 卵はコレステロール値を増大させるが、
      これまで考えられていたほどではない。
      心疾患や高コレステロール血症のリスクが高い人でなければ、
      1日に1〜2個の卵はほとんど影響がない。
      肉や乳製品に含まれる飽和脂肪のほうが、
      コレステロール値への害は大きい。
  • ■ サプリメントをいろいろ試されているニキビ患者さんは多いです。
      しかし、あまり効果の無い方が多いようです。
  • ■ 『色鮮やかで多彩な野菜や果物を
       できるだけそのままに近い形で食事としていただく』
      『ニキビ』でお悩みの方にオススメの食事です。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「落ち穂 その136」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

最近、知ったさらなる『セレンディピティー』感あふれる歌があります。
(以下で 歌詞を引用させていただきます)

『 たとえば100万回のうち、たった一度ある奇跡
  下を向いてばかりいたら見逃してしまうだろう
  さぁ空に架かる虹を今日も信じ歩き続けよう
  優しすぎる嘘で涙を吹いたら虹はもうここにある  』

『Mr.Children』の『ヒカリノアトリエ』です。

とっても勇気付けられる歌ですね。

以下は、余談ですのでお時間のある方のみお付合い下さい。
私の最大の『セレンディピティー』は、第79回のコラムで取り上げた
東日本大震災直前の平成23年3月3日に起きた不思議な話です。
(通称:333事件 です。)
http://www.tokachi-derma.com/content/column/292
 をご覧下さい。特に最後の部分にご注目。)

もう一つ、その時は伏せていたのですが、実はサプライズがあります。
コラムで出てくる患者さんの誕生日が、昭和63年6月6日で、
666と3で構成されていたことです。
333の2倍が666。不思議です。
(平成2←3年3月3日 で 2 X 333 = 666
  という解釈が成立するかもしれません。
 昭和63年の3の意味は後述しますが、
 患者さんが大学生でなければこの話は成立しないので
 昭和63年6月6日しか、666という数字は出ないのです。)

昭和63年の3は、最近、以下の解釈が成り立つのではと考えました。

3 X 333 = 999 = 333 + 666

不思議です。『Excellent !』というしかありません。

東日本大震災直前の神様からの警告ともいうべきこの出来事。
お陰様で事前に心の準備ができ、
何とか精神的に辛い時期を乗り越えることができました。
本当に感謝しかありません。

また、震災に被災された方々には心からお見舞い申しあげると共に
復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることを
お祈りいたします。

次回もよろしくお願いします。
それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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