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コラム 「 とかちの窓から 」Column

(2017年5月20日配信)

第153回『「グリット(やり抜く力)」を身につけて「ニキビ改善」! 』

#お時間のない読者の方は[今回のポイント]だけでもお読み下さい#

こんにちは。
とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

最近、書店でよく見かけて気になった本。

それは、『グリット(やり抜く力)』関連の本です。

『GRIT(グリット:やり抜く力)』とは、
目標に対して情熱を持ってひたむきに取り組み、
困難や挫折を味わってもあきらめずに努力し続ける粘り強さのこと
を指します。

近年、ビジネスやスポーツ分野において、
この「やり抜く力」が重視されているそうです。

「グリット(やり抜く力)研究の第一人者」として知られるが、
米ペンシルベニア大学心理学部のアンジェラ・ダックワース教授です。

ダックワース教授は、多くの成功者と呼ばれる人々にインタビューし、
研究を行いました。

その結果、
『人がそれぞれの分野で成功し、偉業を達成するには、
 才能やIQよりも「やり抜く力」が重要である』
ということを科学的に突き止めました。

そうそう。
『やり抜く力』は大切ですね。

『やり抜く力』を発揮して、様々な試行錯誤を繰り返すことで、
最終的に『ニキビ改善』というゴールに到達できます。

『ニキビ改善』は一筋縄ではいかないことも多いです。
このメルマガが、月に1度必ず届く、

『 26年の皮膚科外来診療で得られた経験をもとに
  規則正しい生活、精神の安定、お肌の保湿などの
 「ニキビ改善」に重要な良い刺激となる情報を数多く提供。
 「やり抜く力」を発揮し「継続」してチャレンジするうちに  「ニキビ改善」への道が開ける定期便 』

になれば幸いです。

ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、
根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。

このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、 自分自身が一歩でも前に進むつもりで、
毎月お届けさせていただいています。

とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せて
います。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

これは私が皮膚科診療を27年やってきた中で非常に重要と思い標語に
したものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて
解説してきました。

第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を
『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連した
こと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )
にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。

(バックナンバーは
  http://www.tokachi-derma.com/content/column をご覧下さい。)

前回は、
『流行の健康食が実は不健康を招く可能性がある』というトピックを検証。
『色鮮やかで多彩な野菜や果物をできるだけそのままに近い形で食べる』
ことが『ニキビ』改善につながることをお話しました。

今回は、冒頭で取り上げた『GRIT(グリット:やり抜く力)』を
『ニキビ改善』につなげる方法を考えました。

(リクナビNEXTジャーナル 2016年9月16日号  http://next.rikunabi.com/journal/entry/20160916_M
を引用しています。)

毎日診療していて気づくこと。
治療を継続できる患者さんは、改善する可能性が高いということです。

これは『ニキビ』に限らず、
アトピー性皮膚炎や疣贅(イボ)などの外来でよくみかける皮膚科の病気
でも同じです。

通院するためには、時間的・経済的な制約があります。
『ニキビ改善』につながる一部ではありますが、重要なものです。

通院を続ける患者さんのバックには、
生活習慣の改善や日常生活での工夫なども含めて、
『プラスアルファ』の何かがあると考えることができます。

その答えの一つが、『グリット(やり抜く力)』だと思います。

『治療を継続して改善していく患者さん』とはどんな患者さんでしょうか?

老若男女の別や、職業や学歴などは関係ありません。
一見、普通のどこにでもいそうな人々なのです。

(立派な学歴や職業の患者さんは、ネットなどの情報に踊らされ、
 改善しないことが実際には多いです。)

私の目から見た、
『ニキビ』も含めた時間のかかる病気の治療過程はこんな感じです。

イ)『この患者さんは重症だ。きちんと指示通り通院してくれるかな?』

ロ)『おっ、この患者さん、また、受診されている。
   徐々に良くなってきている。でも道のりは長そうだな。』

ハ)『結構時間がかかったけれど、ここまでくれば大丈夫。』

ニ)『そういえば、あの患者さんどうしているかな?』
↓ (数年後)
ホ)『あっ。あの時の患者さんだ。今度は、軽い病気。すぐ治りそう。』

(ちょっと解説)

イ)皮膚科を27年やっていると、
  きちんと通院してくれそうな患者さんはある程度わかります。
  初診の段階で本人の熱意が伝わってくるからです。

ロ)この段階までは、半分の患者さんが到達されます。
  でも、いきなり中断して悪化することも多いです。
  その後、悪化してから再診される方も多い『分岐点』です。

ハ)この段階に到達されるのは、2割弱の患者さんです。
  私も医師になって良かったと感じることができます。

ニ)似たような状態の別の患者さんが現れると思い出すことも。
  まもなく、その患者さん本人が受診されることもあります(笑)。

ホ)数年後に別の病気で受診されることも多くあります。
  信頼関係がすでにあるので、早く改善することが多いです。

ここまでくるために、一見普通の2割弱の患者さんは、
「グリット(やり抜く力)」を大いに発揮されていると思われます。

ダックワース教授は著書内で、
「やり抜く力を強くするための4つのステップ」を紹介しています。

1.「興味」 2.「練習」 3.「目的」 4.「希望」

の4つです。
(詳細は http://next.rikunabi.com/journal/entry/20160916_M 
 をご覧ください。)

これらは、「やり抜く力の達人」たちに共通する特徴だそうです。

今回は、この4つのステップを応用した、

『「グリット(やり抜く力)」を身につけて
             「ニキビ改善」につなげる方法』
を考えてみました。

『「グリット(やり抜く力)」を身につけて
             「ニキビ改善」につなげる方法』

1.『ニキビ改善』について『興味』を持って楽しみましょう!

  『ニキビ改善』について、ゲームに取り組むかのごとく、
  『興味』を持って楽しみましょう!

2.『ニキビ改善』について
  『意図的な練習(治療)』を繰り返しましょう!

  『新しいニキビができないようにする』
  『ニキビ跡が残らないようニキビに触れない』など、
   明確な目標を設定したうえで自分の現在の症状を認識します。
   それを克服するために「意図的な練習(治療)」を
   日々繰り返しましょう!

3.『ニキビ改善』について『具体的な目的』を持ちましょう!
  『ニキビ改善して◯◯◯をする』『ニキビ改善して◯◯◯へ行く』など
   の目的意識を持ちましょう!
  「ニキビがすっかり良くなって結婚された◯◯◯さんのようになりたい」
   などと具体的な目的を考えるのも良いでしょう!

4.『希望』を持って『ニキビ改善』に取り組みましょう!

  『希望』は困難に立ち向かうための『粘り強さ』の源。
  『ニキビ改善』の道を歩み続けるために必要不可欠のものです。

『希望』の持ち方を学びたい人は、次のステップを試してみましょう!

・『ニキビ改善』思考を持ちましょう!
 =『ニキビは改善する』と信じて一生懸命努力すれば、
  自分の能力をもっと伸ばすことが可能だと考えましょう。

・『ニキビ改善』を楽観的に考える
 =意識して悲観的な考え方を止め、『ニキビは改善する』と楽観的に捉え、
  考えるトレーニングをしましょう。

・逆境でも『ニキビ改善』について粘り強く頑張れるようになります!

『やり抜く力』を発揮して、様々な試行錯誤を繰り返すことで、 最終的に『ニキビ改善』というゴールに到達できます。

『グリット(やり抜く力)』を身につけることは、
『ニキビ改善』につながるばかりではなく、
厳しい時代を生きて行くための大きな助けになるでしょう!

[今回のポイント]は以下の通りです。

 

【今回の4決め!落ち穂拾い】
『「グリット(やり抜く力)」を身につけて「ニキビ改善」! 』

  • ■  『GRIT(グリット:やり抜く力)』とは、
       目標に対して情熱を持ってひたむきに取り組み、
       困難や挫折を味わってもあきらめずに努力し続ける粘り強さ
       のことです。
  • ■  「グリット(やり抜く力)研究の第一人者」として知られる
       ダックワース教授は、多くの成功者を対象に研究を実施。
  • ■  『人がそれぞれの分野で成功し、偉業を達成するには、
       才能やIQよりも「やり抜く力」が重要である』
       ということを科学的に突き止めました。
  • ■   皮膚科に通院する『治療を継続して改善していく患者さん』は、
       2割弱ほど。老若男女の別や、職業や学歴などは無関係。
       一見、普通のどこにでもいそうな人々ですが、
       「グリット(やり抜く力)」を身につけています。
  • ■   ダックワース教授が著書内で紹介する、
       「やり抜く力を強くするための4つのステップ」を応用した
       『「グリット(やり抜く力)」を身につけて
              「ニキビ改善」につなげる方法』
       を考えてみました。
  • ■ 『やり抜く力』を発揮して、様々な試行錯誤を繰り返すことで、
       最終的に『ニキビ改善』というゴールに到達できます。
  • ■ 「グリット(やり抜く力)」を身につけることは、
       「ニキビ改善」につながるばかりではなく、
       厳しい時代を生きて行くための大きな助けになるでしょう!

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「落ち穂 その137」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

ダックワース教授の言葉に、
大した取り柄のない、小柄なおっさんである私は励まされました。
(以下で、少しくどいですが、私の心に残った言葉をメモします。)

『 生まれつき素晴らしい才能や知能を持っているにも関わらず、
  十分な結果が得られなかった人はたくさんいます。
  それはただ単に、その才能・知能を伸ばすための長期的な、
  継続的な努力が足りなかっただけなのです。 』

『 成功者がもつ共通点「グリット」とは
  それは高学歴や知能の高さではありませんでした。
  外見の良さでも、身体的能力の差でもありません。
  これこそが「グリット」です。 』

『 1つの夢や目標を実現するために毎日毎日、
  朝から晩まで、夢中になって頑張り続けることです。
  それも1週間、1ヶ月といった短期間ではありません。
  数年間ずーっとです。頑張って、頑張って努力し続ける、
  そうすることで、やがて夢や目標が現実のものとなるのです。
  グリットは短距離走ではありません。
  長距離走なのです。 』

開業して20周年。
美白研究所を設立して15周年。
メルマガを発行して12年。

まだ続けたいと思っています。

次回もよろしくお願いします。
それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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