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コラム 「 とかちの窓から 」Column

(2018年1月20日配信)

第161回 『 「ため息をつく」ことで「ニキビ改善」 小林弘幸先生の休み方のコツから ~3~ 』

#お時間のない読者の方は[今回のポイント]だけでもお読み下さい#

こんにちは。
とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

少し遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

昨年の11月の話です。
うつらうつら、半分寝ながらテレビの経済ニュースを見ていると、
どこかで見たことのある顔を見つけました。

時間にして数秒なのですが、
『あっ! N君だ!』
と叫んでしまいました。

国の『内閣官房行政改革推進本部の行政事業レビュー』
という重要会議での一コマです。

病院や診療所が薬を処方する際に、
院内で薬を出すことを『院内処方』、
院外処方箋を出して薬局で薬をもらうことを『院外処方』
といいます。

『院内処方』に比べ、『院外処方』では、
『1処方の平均的な技術料が約3倍』ということについて
議論されている場面の映像でした。

N君は、同じ高校の優秀な同期生。
日本の最高学府を卒業後、厚生労働省に入省したエリートです。

N君は、省の方針通り『院外処方』を推進する立場にあります。
しかし、『院外処方』により医療費が大きく増加していることもあり、
最近色々議論されています。
(興味がある方は、週刊 東洋経済 2017年11月11日号
 「薬局の正体」膨張する利権と薬学部バブル をご覧ください。)

舌鋒鋭い、評価者の厳しい意見に対して『冷静』に答弁するN君。
さすがです。

私は『院内処方』で薬を処方しているので、立場は違いますが、
N君の仕事ぶりを見て、もう少し頑張ろうと思いました。

そうそう。
『冷静』に物事に対処することは、大切ですね。

慌てて物事に対処しても良い結果は得られません。

『ニキビ』も同じです。
『ニキビ』で悩んでいたとしても、
『冷静』にを努力を続けることが
『ニキビ改善』につながります。

『ニキビ改善』は一筋縄ではいかないことも多いです。
このメルマガが、月に1度必ず届く、

『 27年の皮膚科外来診療で得られた経験をもとに
  規則正しい生活、精神の安定、お肌の保湿などの
 「ニキビ改善」に重要な良い刺激となる情報を数多く提供。
 「継続」して「冷静」にチャレンジするうちに
 「ニキビ改善」への道が開ける定期便 』

になれば幸いです。
ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、
根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。

このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、
自分自身が一歩でも前に進むつもりで、
毎月お届けさせていただいています。

とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せて
います。 (思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

これは私が皮膚科診療を27年やってきた中で非常に重要と思い標語に
したものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて
解説してきました。

第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を
『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連した
こと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )
にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。

(バックナンバーは
  http://www.tokachi-derma.com/content/column をご覧下さい。)

前々回からは、医師の『小林弘幸先生』の本
『自律神経が整えば休まなくても絶好調』(KKベストセラーズ)
を読んで考えたことを取り上げています。

この本の内容はとても有用なものですが、
特にこれはすごいと思ったのが、最終章にある
『効果絶大な休み方のコツ25』でした。

今回は、前回の『空を見上げる』という項目に続き、
『ため息をつく』という項目を取り上げさせていただき、
『ニキビ改善』につなげる方法を考えます。

実は私、『ため息をつく』ことが結構あります。
大学院の学生だった時も、
『先生、ため息ついて、肩が落ちてます』
と度々、実験助手の方に指摘されていました。

『ため息をつく』ことはマイナスイメージに捉えられることが多いです。
『ため息』ばかりついていると『運』が逃げるなどとよくいわれます。

でも、小林先生によると
『自然に出るため息は、いい休息の一つです』
とのことです。

ちょっと安心しました。
これは使える方法です。

『ニキビ』と『ため息』に関係はあるのでしょうか。
実はあります。

『ニキビ』でお悩みの方の中には、
超のつく位の真面目な患者さんがいらっしゃいます。

説明したり、励ましたり、治療方法をいろいろ変えても
結果が出にくいこともあるのです。

外来にぴーんと張り詰めた空気が流れ、
私が『ため息をつく』ことになります。

患者さん自身が緊張をほぐし、
少しリラックスして『ニキビ治療』に取り組んでもらう簡単な方法が
『ため息をつく』ことではないかと考えます。

『ため息をつく』を医学的に考えてみます。

イ)深い呼吸ができているときには、『ため息』は出ません。
  『ため息』が出るのは、呼吸が止まっていた直後です。

ロ)なにか心配事を抱えるなどして、そのことをずっと考えていたり、
  一つのことに集中しすぎると、私たちはつい呼吸を忘れます。

ハ)呼吸が止まれば、血流も滞り細胞に酸素がいかなくなります。
  交感神経が高くなりすぎて自律神経も乱れます。

ニ)そこで、『ため息』が出て深い呼吸を取り戻し、
  副交感神経を上げるという、本能的な行動をとるわけです。

ホ)小林先生の研究でも、『ため息』をついたあとの末梢血管には、
  滞っていた血液がみるみる戻ることが証明されています。

思わず『ため息』が出てしまったときには、

『 「ああ、ため息なんてついてしまった。
   こういうネガティブさがダメなんだ」
   などと悪く考えないでください。
  自律神経を整えるための自浄作用が働いたことを喜んでください。
  ため息がつきたくなったら、大いについていいのです』
と小林先生。

『ため息』に小林先生のお墨付きをもらい、
私も少し自信が湧いてきました。

『ため息』を我慢していれば、
よけいに血流は滞り心身の調子は悪くなり、
さらに『ため息』をつきたい状況に陥ってしまいます。
悪循環ですね。

自室ではどんなに深い『ため息』をついても大丈夫です。
でも、人前ではちょっと難しいかも知れません。

『戦略的ため息』のつき方を考えてみました。

私は、人前では
伸びをしつつ深呼吸をするフリをして『ため息』をついています。

ポイントは伸びを思い切り行って、
時間をかけて最後まで息を吐ききることです。

あくまでリラックス体操の一部であるかのように周囲にアピール
するわけです。

『ため息』をついて、最後の最後まで息を吐ききってしまうと、
その反動で新鮮な酸素が体内に入ってきます。

交感神経が高くなりすぎて自律神経が乱れていた状態は
深い呼吸を取り戻し、副交感神経が高まりリラックスできます。

超がつく位の真面目な『ニキビ』患者さんは、
ニキビ治療で結果が出にくいことが往々にしてあります。

『ため息』を戦略的につくことにより、自身の緊張をほぐれ、
リラックスして『ニキビ治療』に『冷静』に取り組めるようになり
良い結果が得られます。

『 あまり真面目すぎても結果が出ないことがありますね。
  そんな時「ため息」をつきたくなったら、大いにつきましょう。
  自律神経を整えるための自浄作用が「ため息」。
  肩の力が抜けてリラックスできるようになります。
  ニキビ治療の効果も上がって「ニキビ改善」につながります。 』

お金も特別な器具もいらないこの方法。
『ニキビ改善』につながるとっても大切な方法ですね。
[今回のポイント]は以下の通りです。

      

【今回の4決め!落ち穂拾い】

『「ため息」をついて「ニキビ改善」
  小林弘幸先生の休み方のコツから ~3~ 』

  • ■ 医師の『小林弘幸先生』の著書
    『自律神経が整えば休まなくても絶好調』は良書です。
  • ■ 特にこれはすごいと思ったのが、最終章にある
      『効果絶大な休み方のコツ25』。
  • ■ 今回はその中から『ため息をつく』という項目を取り上げ、
      『ニキビ改善』につなげる方法を考えました。
  • ■ 超がつく位の真面目な『ニキビ』患者さんは、
      ニキビ治療で結果が出にくいこともあります。
  • ■ 『ため息』をついて、自身の緊張をほぐし、
       少しリラックスして『ニキビ治療』に取り組むと
       良い結果が得られます。
  • ■ 『あまり真面目すぎても結果が出ないことがありますね。
       そんな時「ため息」をつきたくなったら、大いにつきましょう。
       自律神経を整えるための自浄作用が「ため息」。
       肩の力が抜けてリラックスできるようになります。
       ニキビ治療の効果も上がって「ニキビ改善」につながります。』
  • ■ お金も特別な器具もいらないこの方法は、
      『ニキビ改善』につながるとっても大切な方法です。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「落ち穂 その145」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

高校の同級生ドリカムの吉田美和さんは、
TVやCMなどで毎日のようにその活躍を見ることができます。

高校の同期生N君の活躍を全国ネットのTVで見ることになるとは
思いもよらないことでした。

そういえば、N君は高校時代、剣道部で活躍していました。
『冷静さ』はそこで培われたものかも知れません。

私も『冷静さ』を保って仕事に取り組めるようになりたいと思います。

次回も、小林弘幸先生の本を読んで考えたことを取り上げます。
それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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