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コラム 「 とかちの窓から 」Column

(2019年7月20日配信)

第179回 『  「 腸 活 」で「ニキビ改善」 ~(13)腸内環境を改善するひと工夫~「 食物繊維 」の違いを理解して 腸内環境改善  』

#お時間のない読者の方は[今回のポイント]だけでもお読み下さい#

こんにちは。
とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

なぜか見てしまう朝ドラ。
現在放送中の『なつぞら』は、地元十勝が舞台の一つです。

番組を見ていて懐かしいなと思ったのが
『雪月(せつげつ)』というお菓子屋さんです。

ずいぶん昔のことになりますが、
私の実家は祖父の代(昭和30年代)まで
帯広でお菓子屋さん『大石三省堂(おおいしさんしょうどう)』
を営んでいました。

支店を帯広市内に持つぐらいのお店だったらしく、
その支店を再現した建物が『北海道開拓の村』で展示されています。
(http://www.kaitaku.or.jp/guide/tatemono/24.htm)

私も何度か訪れたことがありますが、
展示物の一部は実家(本店)で保存されていたものを
再現にあたり寄贈させていただいたものです。
(いろいろなブログで写真が紹介され、ストリートビューもあります。
 お時間のある方はご参考下さい。)

再現されてから30年程経過した歴史のある建物は、
更なる『年月の重み』を感じさせます。

実家の歴史をこんな形で振り返ることになるとは、
思いもしませんでした。

そうそう。

このコラムを書き出してから14年経ちました。
まだまだ軽量級のこのコラム。

『年月の重み』が信頼につながり
少しでも読者の皆様のニキビ改善につながるように
これからも続けたいと考えています。
『ニキビ改善』は一筋縄ではいかないことも多いです。
このメルマガが、月に1度必ず届く、

『 29年の皮膚科外来診療で得られた経験をもとに
  規則正しい生活、精神の安定、お肌の保湿など
 「ニキビ改善」を意識できる
 「実践」的な「情報」を数多く提供。
 「継続」して読むと「年月の重み」が信頼につながり
 「ニキビ改善」への道が開ける定期便 』

になれば幸いです。
ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、
根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。

このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、
自分自身が一歩でも前に進むつもりで、
毎月お届けさせていただいています。

とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せて
います。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

これは私が皮膚科診療を29年やってきた中で非常に重要と思い標語に したものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

(バックナンバーは
 http://www.tokachi-derma.com/content/column をご覧下さい。)

第165回からは、
医師の『小林弘幸先生』の本
『自律神経が整えば休まなくても絶好調』(KKベストセラーズ)
の最終章にある『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ
『腸を整える』という項目を発展させ、
『 腸 活 』について独自に掘り下げ、
『ニキビ改善』につなげる方法を考えています。

『 腸 活 』とは、腸内にいる細菌の『善玉菌』を強化し、
正常な腸内環境を保って健康な体を手にいれることです。

『 腸 活 』が上手く行くと、
便秘がちな女性や下痢気味の男性の『ニキビ』患者さんの
『ニキビ改善』につながります。

前回は、
『 自分の便をチェックする 』 = 『 腸との対話 』
により腸内環境の状態を知り『ニキビ改善』につなげる方法
を考えました。

今回は、
『「 食物繊維 」の違いを知って 腸内環境を改善 』し、
『ニキビ改善』につなげる方法を考えます。

『食物繊維』は、
人間の消化酵素では消化されない食物中の成分の総称です。

『食物繊維』は腸を刺激して蠕動運動を活発にしたり、
腸内の善玉菌を増やしたりするなど、
腸内環境を改善するための様々な働きをします。

『食物繊維』には2種類あります。
それぞれの役割を理解してバランスよく取りましょう。

動物性食品よりも植物性食品に圧倒的に多く含まれています。

イ) 水に溶けない 不溶性食物繊維
ロ) 水に溶ける  水溶性食物繊維
の2つがあります。

イ) 水に溶けない 不溶性食物繊維

食物の例:大豆、玄米、切り干し大根

不溶性食物繊維のなかにもいくつかの種類があり、
豊富に含まれる食材は以下のとおりです。

・セルロース……穀類、野菜、豆類
・ヘミセルロース……穀類、豆類
・ペクチン……未熟な果物、野菜
・イヌリン……ごぼう、きくいも

腸の中で水分を吸収し、
便のかさを増やして腸の動きを促します。
不溶性食物繊維ばかりを取ると、
便が硬くなる可能性もあります。

ロ) 水に溶ける  水溶性食物繊維

食物の例:ヒジキ、オクラ、アボカドなど

水溶性食物繊維のなかにもいくつかの種類があり、
豊富に含まれる食材は以下のとおりです。
・β-グルカン……大麦、オーツ
・ペクチン……熟した果物
・アルギン酸……こんぶ、わかめ
・グルコマンナン……こんにゃく
腸の中で水分を吸収し、
便を柔らかくします。

腸内の善玉菌を増やし、
腸内細菌のバランスを整えます。

『 食材による2つの食物繊維の黄金比(最適と考えられる比率) 』
= 不溶性 2 : 水溶性 1
です。 

普段の食生活では水溶性食物繊維が不足しやすいため、
とくに意識して摂取する必要があります。

含有バランスを考えて2:1で食べるのは難しく、
含有バランスが理想的な食材を選ぶのがベスト。

ニンジンやサニーレタス、なめこ、キウイ
といった含有バランスが理想的な食材を選びましょう。

食物繊維を毎日しっかりとるためには、
調理方法や食材を工夫することも大切です。

同じ野菜でも蒸したり煮たりして熱を加えれば、
カサが減ってたくさん食べることができます。

おかずだけでなく主食を見直すのもオススメです。
たとえば、白米を大麦や玄米入りのごはんに、
パンを全粒粉のパンやライ麦パンに変えるだけでも
食物繊維の摂取量が大きくアップします。

大麦は特にオススメです。
大麦には食物繊維が豊富で、
精白米の約20倍、玄米の約3.2倍ほど多く含まれています。

さらに、大麦は不溶性食物繊維だけでなく、
不足しやすい水溶性食物繊維も一緒にとれます。

私も、大麦入りご飯を美味しくいただいています。

『食物繊維』の違いを理解して食生活を工夫すると腸内環境が改善され、
便秘がちな女性や下痢気味の男性の『ニキビ』患者さんは
『ニキビ改善』につながります。

『ニキビ改善』はもちろん、
健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。

[今回のポイント]は以下の通りです。

【今回の4決め!落ち穂拾い】
『  「 腸 活 」で「ニキビ改善」
~(13)腸内環境を改善するひと工夫~
「 食物繊維 」の違いを理解して 腸内環境改善  』

  • ■ 医師の『小林弘幸先生』の本  『自律神経が整えば休まなくても絶好調』の最終章にある  『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ  『腸を整える』という項目を発展させ、  『 腸 活 』を独自に掘り下げています。
  • ■ 今回は、  『「 食物繊維 」の違いを知って 腸内環境を改善 』し、  『ニキビ改善』につなげる方法を考えました。
  • ■『食物繊維』は腸を刺激して蠕動運動を活発にしたり、   腸内の善玉菌を増やしたりするなど、   腸内環境を改善するための様々な働きをします。
  • ■『食物繊維』には
      イ) 水に溶けない 不溶性食物繊維
      ロ) 水に溶ける  水溶性食物繊維
      の2つがあります。

    ■ イ) 水に溶けない 不溶性食物繊維

    食物の例:大豆、玄米、切り干し大根

    腸の中で水分を吸収し、
    便のかさを増やして腸の動きを促します。
    不溶性食物繊維ばかりを取ると、
    便が硬くなる可能性もあります。

    ■ ロ) 水に溶ける  水溶性食物繊維

    食物の例:ヒジキ、オクラ、アボカドなど

    腸の中で水分を吸収し、
    便を柔らかくします。
    腸内の善玉菌を増やし、
    腸内細菌のバランスを整えます。
  • ■『食材による2つの食物繊維の黄金比(最適と考えられる比率)』
      = 不溶性 2 : 水溶性 1  であり
      ニンジンやサニーレタス、なめこ、キウイは理想的な食材です。
  • ■『食物繊維』の違いを理解して食生活を工夫すると
      腸内環境が改善され、
      便秘がちな女性や下痢気味の男性の『ニキビ』患者さんは
     『ニキビ改善』につながります。
  • ■『ニキビ改善』はもちろん、
      健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「落ち穂 その163」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

『なつぞら』は、朝ドラの『100作目』。
地元十勝の『十=10』とともに何か縁起が良い感じがします。

名言連発の草刈正雄さんが演ずる、 酪農家の泰樹が作るバターをお菓子作りに生かす『雪月』。

このお店のセットを見る度に子供の頃の記憶がよみがえります。

幼少時、実家には工場の一部が残されていました。
工場や倉庫の中で『三省堂』の刻印が入った道具や器具を見ながら
『かくれんぼ』や『探検』と称して遊んでいました。

あれから半世紀。
私は皮膚科医という畑違いの分野で仕事をさせていただいています。

新たな仕事場『とかち皮膚科』はできてから22年。
まだまだ頑張りたいと思います。

次回も、
『 腸内環境を改善するひと工夫 』の続きを考えます。
それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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